■■■おジャ魔女■■■
04/16 日本最北端を経て 宗谷岬〜サロマ湖

6:40 起床
朝になると自然と目が覚める。体内時計が正常化してきているのかもしれない。
外を見ると一面の霧。それほど深くはないものの、風も相まってかなり寒そう。
7:00 朝食
健康的な時間に朝食。というのも、この店のマスターが子供の生活時間を重視
してこの時間に朝食を作るため、客にもその決まりを適用するとの事。なんだ
かな(笑)でも、こんな健康的な生活も久々。朝食はトースト、目玉焼き、
サラダ、ホットミルク、サラミソーセージ、フルーツ。やはり結構な量になった。
8:23
そろそろ出発しようと思うけど、バイクのエンジンがなかなかかからない。
まずいなぁ、キックスターター無いんだけどなぁ、と不安になった頃に
ようやく始動。しばらく暖気しておく。相部屋の人が一足先に出発。
自分もそろそろ、と思うんだけど、この木枯らしの音がその気を削ぐ。
でも、出発せにゃぁな。宿代、暖房費込みで \5200 。良心的な値段だと思う。
なかなかやるな、「とほ」。
8:42 オロロン街道
宿を出て、オロロン街道を北上。日本海は大時化。本当に晴れるのか?
ところで、オロロンっていうのはオロロン鳥の事か?この辺にいるのか?
9:04 抜海港
そろそろノシャップ近く、という所で小さな漁港を発見。えらくさびれてるけど
機能してるんだろうか。それとも、平日の午前中は誰もいないのかな?
9:18 
給油。ガソリン残量がこころともないので、一度ノシャップ岬をパス。
給油が終わり次第、戻るつもり。
9:36
ノシャップ岬へ行く途中に、いくつか面白そうなスポットがあったので寄り道。
まずは、油田開発試験場「チカップ」工事中のおっちゃんに聞いてみた所、ここで
油田開発を行ってるらしい。けっこうでかい煙突のようにも見える。
次に鱈の革を干している所。干物?よくわかんないけど、とにかく生臭い。有機物
が分解される時の独特のあの異臭が辺り一面に漂っている。今まで何度か、突然
牛臭くなる事はあったけど、こういうのは初めてだったから結構驚いた。
もう一つは、排水工事中現場?よくわからんけど。いかにも工事やってますって
感じだったけど、立入禁止の札も何もなくて、どこまでも入っていけそうな気が
した。事実、どこまでも行けそうだったけど、下手に入ると戻ってこられそうに
ない(物理的に、ではなく性格的に)ので、入り口から奥をながめるに留めて
おくことにする。その横には、自衛隊の射撃訓練場らしき場所が。確かに近くに
自衛隊基地があるからなぁ。ここで訓練してるのかな。弾痕もそれっぽいし。
まずいな、結構予想外の時間食ったぞ。
9:45 ノシャップ岬・ノシャップ寒流水族館
いよいよ到着、ノシャップ岬。天気がいい時には、礼文島、利尻島が見えるらしい
けど残念ながら今日は観られなかった。結構風情があるけど、まだ北があるからな。
そのすぐ側にあったのがノシャップ寒流水族館。残念ながら休館日だったけど、
職員さんに声をかけたら、少し位なら入ってもいいよって言われたので喜んで
突入。中では、職員さんがアザラシにエサをやっていた。うれしそうに
エサを食べるアザラシさん達。でも、子供そっちのけ。ちょっと可哀想。
しかし、アザラシ達の陸での移動っぷりはめっちゃラブリー。でも、糞の上でも
平気で移動するのはなんとかして(;_;)すっごい臭い………
10:10 日本最北の温泉「童夢」
一度戻る。気づいたら通り過ぎていた。温泉施設「童夢」。いかにも「施設」って
感じでした。悪いとは言いませんけど、もうちっとこう、風情ってモンが………
それはさておき、早速入浴。今度は硫黄っぽい、石油っぽいニオイ。ただ豊富温泉
ほどきつくはない。入浴料 \600。でもその分、設備は充実。大浴場、ジャグジー、
打たせ湯、薬湯、サウナ、スチーム、打たせ湯、露天風呂………露天風呂、入るまで
はめっちゃ寒い寒い。そりゃそうだ、あの北風吹きすさぶ中に素っ裸なんだから。
一度浴そうにつかっちゃえば、頭はいい具合に冷えるから最高なんだけどね。
施設内の注意書きは、日本語の他はロシア語のみ。やはり、ここからサハリン
向けの直行便が出ているせいなんだろうか。
なんやかんやでまったりと過ごす。予定は大幅に遅れちゃったけど、まぁいいか。
一人旅の特権特権。
11:56 稚内・昼食「天勝」
いよいよ稚内着。いかにも「さいはての街」って感じだったけど、本当にさいはて
って旅館
があるとは思わなかったな。よくギャグで「借金から逃れて最果ての街へ
流れ着く」とか言ってたけど、なんとなくしっくり来そうだな。でも、こういった
街でもしっかりと地域に根を降ろして毎日の生活を過ごしてる人だっているんだし。
霧もいつのまにか晴れて、とてもいい天気なんだけど今朝からひっきりなしに吹き
続けている強風が「北の街」っぽさを嫌が応でも盛り上げてくれる。個人的には
かなり気に入った街だ。さて、そんな中、ガイドブックに記されていた店を探し
出してそこで昼食を取る事にする。「天勝」で楽しみにしていたのは「タコしゃぶ
文字通り、タコのシャブシャブ。凍った薄切りのタコをさっと熱湯にくぐらせて
堅くなる前にゴマだれにちょんとつけて食べる!いやはや、またまた幸せ独り占め。
それに、昼定食の「天重」をあわせてもうおなかいっぱい、って位に堪能してしま
いました。ごちそうさま。はふ、幸せ。たこしゃぶ \1700、天重 \800
12:58 宗谷岬
とうとうやってきました、日本最北端の宗谷岬。………なんか、かなりデコレー
ションされてて岬って感じがしないな。それでもやはり日本最北端って事で何か
感慨深い物を感じてしまう。自分の回りの三方向全部海。ここから日本が始まる
んだなぁ………で、その最北端の碑のさらに北端、そこからさらに北に数歩動いた
岩場
。ここが、現時点の正真正銘の最北端、って事になるのかな。時間によって
干潮で変わりそうだけど。(笑)
周囲を見回すと、それなりの店はある。あるけど、ほとんどがまだ営業していない。
でも、ほとんど全部の店が「日本最北端の〜屋」だな。当たり前だけど。
天気がいいとサハリンが見えるらしい。今日は天気は良かったものの、もやが
海上に出てて見る事はできなかった。ちょっぴり残念。
13:15 流氷館
近くの土産物屋に入る。ご多分に漏れず「日本最北端グッズ」が目白押し。
そんな中でつい購入してしまったのが到達証明書。 \100。まぁ記念だね。
で、その土産物屋の中になぜか流氷館が。不思議に思いつつも、入場無料って
事でつい入ってしまう。うち捨てられた古いジュークボックスを後目に、
食品冷凍庫のような自動ドアをくぐると、そこに山積している巨大な流氷の
ブロックの山、となぜか剥製の群。この剥製は、流氷の上にいる動物って
事なのかな?自分が部屋に入ると突然起動する冷却装置。外の外気がまだ
マシに思えるほどの、身を切り裂くような冷風が庫内に降り注ぐ。その噴出口
の直風口にたまたま立っていたのが運の尽き。こらえきれずに退散してしま
った。しかし、この庫内どうした訳か非常に生臭い。何故?…原因はこれ
これって、このおみやげ屋さんが自分で営業してるのかな。だったらご苦労様
です。面白かったです。
13:38 出光石油宗谷岬
ここもご多分にもれず、「日本最北端」の給油所。まだ余裕はあるけど、
記念に給油。\458。すると、最北端での給油証明書とちょっとしたおみやげ
をもらえた。ちょっぴりラッキー。
15:06
長距離移動にともない、給油を行う。\555。ガス欠だけは避けたいしな。
しかし、今日ほど風を怖いと思った事はなかった。右に左に不規則な強さ
(しかも突風が 12m以上)で吹き付けてくるので、途中一度本当に路肩から
落ちそうになった。そうでなくとも、進行方向に対して体を斜めに傾けて
走らないと真っ直ぐ走れないという状況、しかも、下手に大きく傾けると
反対から来る風に対処できないし。それさえなければ、まさしく北海道
いう感じの道北オホーツク側はツーリングに最高だったんだけどね。
いや、この距離感や走行感覚に慣れちゃうと、内陸で走れないぞ(^^;)
16:12
また給油。\475。大体 100km 位で一度給油するようにしてる。自分のバイク
は、リザーブ含めて 200km 以上は走れるけどね。用心に越した事はないし。
17:00 オホーツク紋別空港
網走へ向かう途中にちょっと寄り道。一日に定期便が二便、しかも午後12時〜
13時に集中している。それでも、きちんと空港と機能しているらしい。
見学デッキに上ってみると、ヘリコプターが今にも離陸していく所だったので
しばし見学。へぇ、ヘリコプターもきちんとタキシングして、滑走路に沿って
離陸するんだぁ、と妙な感心をしながら、夕日を背に受けて大空に消えていく
ジェットヘリを見送った。さて、今の時間でこの場所だと網走到着はちょっと
無理ぽいかな。こんな時にこそ「とほ」の出番。ざっと調べてみた所、一番の
近場はサロマ湖すぐそばの「サロマニアン」に決定。電話口のおばさんの口調
は何かためらい気味だったけど、とりあえずOKとの事なのでそこに向かう事
になる。うれしい事に、網走方面だから無駄足は踏まずにすみそう。
18:02 宿「サロマニアン」到着
サロマ湖の大きさを痛感しながら(湖じゃないよ、湾だよこの大きさ)宿に
到着
。折しも沈みかけてる夕日が美しかったので、先に日没を見てから
宿に入ると店のおばさんに声をかけて、サロマ湖のほとりにバイクを走らせる。
もうじき日没。間に合うかな?
18:10 サロマ湖ほとりの日没
バイクを走らせる事五分。サロマ湖のほとりに到着。いままさに、太陽が
水平線の彼方に沈みゆく所だった。その美しさにしばし言葉を失う。初めて
太陽が沈みきる瞬間を肉眼で見た。湖面に映る太陽も、薄紫色に染まる空の
色も初めてって訳じゃないけど………素直に感動した。
18:19 宿「サロマニアン」再到着
日の入りを堪能した後で再度宿へ。宿泊客は自分の他には女子大を卒業した
ばかりのメガネの女性。そうか、これでさっきおばさんが躊躇したのかな。
結構かわいいけど、就職関係でトラブったらしい。どこも不況だねぇ。
宿の雰囲気はとてもアットホーム、というかアットホームすぎ。(笑)ヘルパー
のお姉さんの話や、マスターの話などとても楽しい。でも眠い………(;_;)
洗濯物も乾燥してないと困るし………

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