| 6:29 幸北病院病室 自然と目が覚める。夕べは気持ちが高ぶってなかなか寝付けなかった。 もしこのまま寝てる間に意識を失って、そのまま死んでしまったら・・・ 縁起でもない話だけど、確実に「死」ってモンを実感した一時だった。 ・・・なんてね。医者の話では、本当にまずいのは、事故って頭を打った 瞬間に意識が混濁した時なんだそうだ。その次の瞬間には意識ももとに 戻るらしいけど、自分の場合はぶつけた瞬間も意識をしっかり持っていた んでその点は問題ないだろうとは頭では理解できている。でも、やはり たとえわずかでも、その可能性の対象になるとなると気分もナーバスに なってくる。知り合いも何もない北の大地で一人入院。正直、夕べは結構 心細かった。現在の体調はすこぶる良好だけど、身体の節々が痛い。軽い ムチウチかもしれない。それとも、これだけのロングツーリングは初めて の経験だから、その疲れから来る痛みかな。しかし、本当に太陽と一緒に 目覚めるいい生活習慣になったようだ。 8:20 朝食。相変わらず病院食は美味しくない。加えて自分は朝の食が少し細い。 かなり残してしまった。でも、来月の扁桃腺手術の際にはこれが二週間、 しかも有り難い事に術後しばらくの間は流動食だ。考えただけで気分が 鬱になってくる・・・ 9:00 外が晴れてきてる。いい天気だ。遠くで鯉のぼりが泳いでる。そうかぁ、 そろそろ端午の節句かぁ。こんないい天気の日を一日つぶしてしまうのは 本当にもったいない。登別、ああ登別、登別・・・夕べは風呂に入れな かったので温泉へのあこがれが一層強くなってくる。でも色々と事後処理が あるしなぁ。 9:44 午前の診察。特に問題はなし。問診だけで澄んだ。早ければ昼前にはもう 退院できそうだ。そういった意味ではありがたい。でも、その分よけいに 以後の日程がもったいない。無理すれば旅行も継続できない事もないだろ うけど、そのためには今日には登別に到着しておきたい。やっぱり無理だ ろうか・・・と、あきらめかけていた所へ、なんと自分のパソコン関係の 友人で、帯広在住の人が急遽見舞いにかけつけてくれた。事の顛末を日記 に掲載しておいたのを読んだ札幌の友人が、わざわざ連絡してくれていた のだった。そして、その帯広の友人は会社を休んでかけつけてくれた。 なんという幸運!友人というものの有り難みをひしひしと感じる。 しかも、彼Mさんは、わざわざこの後の足にもなってくれるとの事。 とても有り難かった。しばし雑談をしながら、今までの日記などを読んで いてもらって、その間自分は保険会社やバイク屋との連絡をする事にした。 10:20 保険会社から電話。聞く所によると、バイクは全損らしい。市場価格と 修理費を比較した結果、修理費のが高くつくとの事らしい。ガーン、 大ショック。昨日聞いたレベルでは、フォークの交換だけでなんとか なりそうだって話だったのに・・・とりあえず、後で見に行く事にする。 お世話になった病院の看護婦さん達に冗談混じりの別れの挨拶をして、 退院手続きをとる。入院・診察料金は、しめまして \10180。まぁ、 ちょっと高価なホテルに泊まったと思えば納得できない額ではない。 温泉どころか風呂もなくて、食事もマズいホテルだったけど。(笑) 看護婦さんは、やはりちょっと皆年齢は上目だったけど、結構綺麗な 看護婦さんが多かったような気がする。受け付けのお姉ちゃんも綺麗 だったし。後で知ったんだけど、この病院ではつい先日、患者が患者を 殺してしまうという大事件があったらしい。恐・・・そんな様子は微塵 もなかったのに・・・(;_;) 11:05 バイク屋 Mさんの車に乗せて貰って、昨日のバイク屋へ。自分の愛車は隅の方に 追いやられている。いやな予感がする。話を聞いてみると、やはり全損 扱い。フォークがフレームにまで影響を与えている可能性が高いとの事 らしい。見た目はまだ使えそうだし、エンジンは相変わらず好調なんだ けどな。でも、バイクにとってフレームは命綱。これが歪むとまともな 走行ができなくなる。色々と悩んだ末、バイクはここで廃車にすること にした。断腸の思いだけど、下手に乗っていくと途中で取り返しのつか ない大事故になるかもしれない。 まさか、こんな形で愛車とお別れになるとは思ってもみなかった。 総走行距離 34199.7km。お疲れさま、アネーロ。という訳で、衝撃を 受けてもう使えないヘルメットとともに、この店で処分してもらう 事にした。本来なら引き取り手数料や廃車代がかかるのだが、エンジン や他のパーツが良好で流用が効くとの事で、手数料はバイクの下取り 価格と相殺してもらう事になった。穿った見方をすれば、このバイク を安く買いたたく口実とも取れるが、近所では評判のいいバイク屋 らしいし、何よりバイクが好きそうな人達そうなので信用できるだろう。 かくして皇の愛車アネーロは、北の大地でその生涯を閉じる事になった。 悲しいけれど、自分の身代わりになってくれたと思う事にする。 で、たまたまそのバイク屋でメンテされていたのが、自分が最初に 乗っていたバイクのTDR−250。まさか、こんな所で会う事が できるなんて!不人気車種だったから、現存してる車は少ないはず だけど、好きな人にはたまならい一台だ。自分もご多分にもれず、 この車は大好きである。パンチの効いた2ストロークの加速力、 乗りやすいデュアルパーパス仕様。キックスターターしか無いので 冬場の始動には手こずるが、あのジャジャ馬っぷりは惚れ惚れする。 しかも、丁寧にメンテされてエンジンも動いているし。二台目のバイク の終焉の地で初代のバイクに出会う。何か、運命じみた物を感じずには いられない。初心に戻って安全運転を心がけよ、という事だろうか。 11:47 カレー屋インデアン その後、帯広では結構有名なカレー屋「インデアン」に連れていって もらった。インディアン、ではなくインデアン、である。ここは帯広 の中でも穴場のうまいもの屋で、観光客もそこそこ訪れるという。 先の病院でも結構有名で、患者さんや看護婦さん達も知っている。 そこで、辛口チキンカレー \550 を注文する。注文してから現物が 来るまで結構時間がかかる。作り置きのカレーではないようだ。 到着したカレーを早速食べる。サラサラ系のカレーではなく、ネットリ 系の食べ応えのあるタイプだ。辛さの奥に、そこはかとない甘みが あって、食べる程に後を引く。そのルーを、これまたモッチリ系の ライスがうまみを引き立てる。うまい!これなら隠れた?名店だって 言うのもうなずける。しかも、このカレーはMさんが御馳走してくれた。 バイクを失って気落ちしてた自分には、すっごく嬉しい事だったので この好意に素直に甘える事にした。ごちそうさまでした。 食後に横のコンビニで、不要になった荷物を宅急便で自宅に送る事に した。それと同時に、缶コーヒー二本を購入。心ばかりのお礼を込めて。 12:25 JR帯広駅 そして、Mさんに帯広の駅まで送ってもらう。丁度、12:39 の特急で登別に 16時頃に到着できるそうだ。運賃は、自由席特急券を含めて総額 \7820。 出発までの間、自分の軌跡なんかを写真入りで話したりしたが、やがて 電車の来る時間が近づいたので、お礼を言ってお別れした。 いやはや、本当にお世話になりました。見知らぬ北の大地で足を無くして 途方にくれる所でした。Mさんには以前にも、某ゲームを作る時にもお世話に なってるし。本当に感謝してます。また、Mさんに連絡を取ってくれたBさん (札幌の友人)もありがとうございました。 12:39 特急「おおぞら」到着。ここからは、急遽電車の旅となる。思いも よらなかった展開だけど、それでも旅はまだ続けられる。それが何より嬉しい。 今日はこの電車で南千歳を経由して登別へ。今夜は温泉につかってのんびり してから、明日は地獄谷と熊牧場を散策、夜には苫小牧に戻ってフェリーで 帰る予定だ。そういえば、フェリーのパック旅行に関しての保険についてだが どうやら傷害保険という事らしく、車両に関しては一切関知しないとの事。 そうなると、やはり修理しても意味がない。また、入院した分に関しては保険 が降りるとの事らしいが、警察への届け出では対物事故になっており、病院には その旨を伝えていない。色々と面倒くさくなりそうなので、その旨はあえて 伝えないようにした。下手すると、Nさんにも迷惑かかっちゃうし。 今更の事だけど、車両保険にも入っておけばよかったと後悔しきり。 電車の中で、色々と今回の旅行の事を考えているものの、アイスクリームの 売り子のお姉さんが横切ったのでついアイスを買ってしまう。\270。まぁまぁ。 13:15 新得駅到着。窓の外を見ると、なんと雪が降ってる!今の季節でも北海道は 雪が降るという話は、本当だったのか。いや、疑う訳じゃないんだけど、 実際にそれを見て実感したって事。 13:48 JRトマム駅 トマム着。外は一面の銀世界。この分なら、まだまだスキーができそうだ。 線路に沿って国道が伸びており、吹雪の中をトラックが水しぶきを上げながら 走行している。もしかして、自分はこんな中をフォークとフレームの歪んだ バイクで走り抜けようとしてたのか?・・・絶対に死んでたな、途中で。 間違いなく。 そういえば、事故が発生して頭を打ってから丸25時間が経過した。異常はどこ にも認められない。どうやら、脳内出血などの心配は無さそうで一安心。 まだまだ当面は生きていられそうである。よかったよかった。 そう思うと人間とは欲深いもので、バイクがもったいないと思ってしまう。 駄目駄目、今回の一件は、本当に命があってめっけもんだったんだから、と 自分に言い聞かせる。実際、もう少しこっちがスピードを出していて、自分の 側面に相手の車が追突していたら?もし、対向車が同じ位の速度で走行して きたら?・・・一つでも条件が違っていたら、いまだに病院のベッドの上、 下手すると手術台、最悪の場合は霊安室で冷たくなっていたかもしれないのだ。 後々になって、冷静に考えれば考えるほどに空恐ろしくなってくる。 Nさんが涙を流していた気持ちが、何%かでも判ったような気がする。 外はいつのまにか平地にもどり、雪も無くなっている。この暖かい日差しを 肌で受けられるのも、今自分が健康な証拠だ。・・・って感傷に浸ってる側から いきなりトンネルに突入。たまに格好つけようとすると、必ずオチがつく(;_;) 自分は将来も、絶対に二枚目役は無理だろうな。運命かな。(笑) 14:38 車窓に流れる景色が次々に変わって、北海道も季節の移り目だという事を 教えてくれる。バイクで走ってる時は、景色に集中できない事が多いので こういう面では電車の旅もいいもんだな、と思う。ただ、じっくり見たい 景色をじっくり見られないという問題はあるけど。 14:52 なんと、デジカメまで壊れてしまっていた。多分転倒時の衝撃だろう、 電池蓋のストッパーのプラスチック部分が破損している。電池蓋の部分 が妙にグラグラすると思ったのはそのせいだったのか。機能的には全然 問題無いんだけど。デジカメもそろそろ新しいの欲しいとは思っていた けど、バイク購入もあるし来月の手術もあるし。出費がかさむ。退職金が 入るとはいえ、やっぱり痛い。このデジカメを下取りに出して、新しいの 買おうかな。 15:02 JR南千歳駅 南千歳駅到着。外気温3.3度!道理で寒い訳だ。風避け部屋の中に居ても やはり寒い。列車到着までの間、しばし辛抱。 15:10 特急列車到着 L特急「すずらん」到着。また一時間弱の特急の旅。普段特急なんて使わない から、ちょっぴり贅沢気分(笑)空にぽっかりと浮かぶ白い雲が、とっても いい感じだ。 16:11 JR登別駅 登別到着。来られるとは思わなかっただけに嬉しい。本格的な観光は明日にして 今日は駅前散策と温泉だな。地獄谷沿いの温泉で、安い宿があればいいけど、 残念ながら「とほ」ではここの近くに宿の掲載はない。駅の観光案内所のお世話に なると、登別万世閣という所が夕食抜きで \7000 と比較的安いので、そこを お願いする。すると、この場では \2000 だけ支払って、残りをホテルで支払う んだそうだ。変なシステム。次のバスまでまだちょっとだけ時間があるので 駅前をうろつく。駅を背にしてはるか右手には、いかにも場違いなお城が。 登別マリンパークニクス。詳細はよく分からないけど、遊園地のようだ。 それともシーズン期間中はにぎわうのかな?少なくとも今は閑散としてるだろう。 駅前の商店街の様子もちょっと寂しげ。季節が悪いのかなぁ。そうこうしてる 内にバスが来た。これに乗って、登別温泉へ。 16:29 登別駅バスターミナル バス乗車。途中、登別伊達時代村を経由して登別温泉へ。途中の道路案内 によるこ、ここから比較的近いオロフレ峠は、夜間通行禁止だそうだ。 うーん、昼間でもいいから是非走ってみたかった・・・・ 16:44 登別温泉バスターミナル 登別温泉到着。街全体が硫黄の臭いで充満している。近くの地獄谷の臭いが ここまで漂っているのだ。この臭い、自分の地元である栃木県でもよくお馴染み の臭い。そう、殺生石の臭いだ。まだまだ明るい。荷物を宿に置いたら早速 地獄谷を見てこよう。早ければ今日中に観光できるだろう。 どうも寒い寒いと思っていたら、雪がちらついてきた。こりゃ寒いわけだわ。 16:50 登別万世閣到着 今日の宿泊宿の「登別万世閣」に到着。バスターミナルから歩いてすぐの所だ。 はっきり言って、今回の旅行で一番贅沢な宿かもしれない。露天風呂も完備の 大浴場に、各種娯楽設備まで装備しているらしい。 早速チェックイン。その豪華な内装に驚く。まずい、どう考えても場違いだ。 フロントのお姉さんに案内されてエレベーターに乗る。ふと気づくと、彼女の襟が めくれてるので直してあげようと手を伸ばしたら、なんか異様に警戒されてしま った。襟を直してあげたら、なんかホッとした顔してたけど、自分ってそんなに 危険な人物に見えますか?(;_;)(;_;)(;_;)さっさと荷物を部屋に置いて、温泉街へ 走るおいらの背中は、ちょっぴり悲しそうだったと、後の人々が語ってくれること だろう……… 17:13 登別温泉街 地獄谷に行く途中には、登別の温泉街がその店を連ねる。ほとんどは土産物 屋さんだったが、コンビニや薬局、パチンコ屋、カラオケ、スナックなどの娯楽 施設も幾分存在した。そして、中にはこんな施設も。どこの温泉街にも、やっぱ こういう店って一件や二件はあるよねぇ。(^^;)また、登別ならでは?の施設に 閻魔大王巨大からくり人形もあった。残念ながら動く時間は決まってるらしい。 もしタイミングが合えば見に来よう。閻魔大王の横には、おみくじがあったので 一枚引いてみる。結果は「半吉」………ちょっとまて、何だ半吉って。末吉や吉 とどっちがいいんだ?誰か教えてくれぇ〜!おみくじの結果は総じて悪かった。 ちょっと気分が凹んでしまった………しくしくしく。 17:31 地獄谷入り口 ようやく到着、地獄谷。立ち上る湯気と、たちこめる強烈な硫黄臭がいやでも 温泉っぽさを演出してくれる。その荒廃した大地には、草木一本生えていない。 ここはやはり、地獄と呼ぶにふさわしい場所かもしれない。 ちょっとこんな事を 考えてみれた。自分は昨日のあの事故で、一度死んだ。そして今、地獄を巡って いる。この地獄を抜けた後に新たに生まれ変わり、新しい人生を歩め、との神仏の 戒めなのかもしれない、と。 そんな地獄谷の入り口に、ちょこんと座っていたのが………なんと、キタキツネ! まさかこんな場所で会えるとは思ってもみなかったので、すっごくラッキーだ。 でも、なんかやる気なさそう。目もうつろだし。コイツひょっとして、この辺で飼わ れてるのか?鎖にでもつながって……… 地獄谷を歩道沿いに散策する。あちこちで立ち上る湯気の熱気が心地よい。 この歩道を一歩でもはずれると、どこに空洞があって、その下では100度を 超える熱湯が噴き出してるのか判らないそうだ。実際、歩道の内側にさえ 湯気を吹いてる場所が存在した位だ。手をかざすと火傷しそうな位熱い。 谷の中にある小高い山には、それぞれ地獄の名前がつけられている。鉛地獄、 乙女地獄、七色富士などなど。それぞれが個性的で面白い。乙女地獄なら ちょっとは落ちてみたいような気もする。(笑)他にも、明らかに色が異なる温泉 河とか、時々狂ったように熱泉を吹き出す間欠泉(その勢いが非常に強い)など など、かなり見応えがある場所だった。硫黄の臭いが我慢できれば、お勧めの 観光スポットだと思う。 18:02 大湯沼展望台 そこから林道を歩く事約15分、地獄谷の奥にある大湯沼を一望できる展望台 に到着した。この広大な湖全てが、全部地下から吹き出す温泉なんだそうだ。 湖全体から立ち上る湯気で、視界が遮られる事もままあるが、風が吹いた直後 の様子を掲載した。 18:15 大湯沼・奥の湯 そこから少し歩くと、大湯沼、奥の湯の麓に降りられる。ここは自動車でも来ら れる場所で、駐車場が整備されている。公衆トイレも存在したが、今の時期は 鍵がかかっていて入れない。仕方がないので、その裏に回って小用を足す。 大湯沼は、麓で見るとまた一段と迫力がある。近くの日和山頂上から絶え間 なく吹き出す噴煙もなかなか雄大だ。湖面温度は50度、中心温度は130度。 周囲は底なし沼(!)になってるいるらしい。実際(本当はいけないんだけど) 柵を乗り越えて水際まで行ってみたが、場所によってはかなり地盤が軟性の 粘土質になっており、全体重をかけるとズブズブといってしまいそうな所が あった。奥の湯は、規模こそ大湯沼より小さいもののその温度はずっと高い。 表面温度で80度あるのだ。内部は同じ130度。この二つの場所は、ほんの 百数十メートルほどしか離れていない事から源泉は同じだろう。その表面積の 違いでここまで異なる性質が出るんだろうな。この奥の湯は、医療関係にも 使用されているらしく、登別病院が何かやっているらしい。 そろそろ空も暗くなってきた。街にもどろう。帰る途中に陽もとっぷり沈み、 遠くの街の明かりがとても明るく見えた。 途中、札幌の友達からメールが入る。バイクの故障の件をききつけて、明日の アシはいらないか、と言ってくれている。一度は断ったものの、遠慮はするなと 言ってくれるので、この際その好意にまたもや甘える事にした。 本当にありがたい限りである。これからはもう、北海道に足向けて眠れない かもしれない(笑) 18:50 ふもとのパチンコ屋 ちょっとふもとの土産物屋を覗くのと同時に、パチンコ屋も覗いて見る事にした。 台は比較的新しいものも多く、ひなびた温泉の手打ち式パチンコを期待してた 自分としてはちょっぴりがっかり。しかし、景品の品揃えはなかなかひなびて いた。(笑)今時、元祖ファミコンのゲームカセット(しかも、比較的初期の物も あった。フリップル、ピンボールクエスト、エスパ冒険隊………懐かしい!)や 古くさい感じのグラスコップ、ぬいぐるみ、などなど……… しかし、そんな中で自分の目を引いたのはなんと、大一商会の「ラブリーエミ」 というパチンコ台のマグカップ。しかもペアで玉150個!これは以前から欲し かった非売品アイテムなので、思わず羽根物台にお金を突っ込む自分。しかし、 数千円突っ込んでみるも一向に出る気配なし。 しかし、玉150個程度なら、わざわざ当てなくてもいいんじゃないか?………と いう事に気づいた時、パチンコの玉貸し機から出てきた銀玉をそのまま カウンターに横流ししている自分の姿があった。……恐らく前代未聞であろう。 ふんだ、いいもん。旅の恥はかきすてだもん!(;_;)悪い事してないもん!(;_;) 19:11夕食 どさんこ亭 ついでにその温泉街で晩飯を食べる事にする。ホテルの方では、晩飯ナシの プランで取ってもらったからだ。その中にある、どさんこ亭という一件派手なお店 で、イクラ丼「えりも」 \1800 を頼む事にした。まだ、ウニ丼、イクラ丼は食べて なかったから。しかし………出てきたのがこれ。少ない、あまりにもイクラが少な すぎる!これで1800円は少々納得できない。味の方も正直な話今一つ。くそ、 店を覗いた時に、客が一人もいない時点で気づくべきだった。北海道の食事で は、これは大ハズレの部類に入る。ああ、無念………しかも、そのちょっと先に は美味しそうな手打ち蕎麦の店や、もっとしっかりしたイクラ丼のある寿司屋 が軒を連ねていたのだ。悲しい、悲しすぎる。登別の夜の街の光が目にしみる ぜ……… 20:30 宿の温泉に入浴 その後、土産物屋で土産品を買ってぶらついた。結構買ったな。明日じゃまに ならないかな。などと思いつつ、宿に戻って一路大浴場へ。 豪華な建物に劣らず、豪華なお風呂だ。しかも、露天風呂もしっかりとある。 ちょっと見晴らしは悪いけど、りっぱな露天風呂だ。時間をかけて、ゆっくりと 堪能しました。有名な登別の湯は、とても気持ちいいものだった。 風呂上がりに、どこかのメーカーさんがマッサージ機の無料実演販売をやって いたので試させてもらう。おお、結構気持ちいい。足の裏をゴロゴロする ローラーマッサージ機は初体験だったけど、結構いい物だった。欲しいかも。 22:18 ホテル内 ホテルの中をちょっとうろついてみる。カラオケやバー、ラウンジなどがあり、 カラオケコーナーではコンパニオンのお姉ちゃんがお父さん達のお相手を していた。楽しそうである。楽しそうであるが、今の自分はちょっと騒ぎたいって 気分にはなれないので、そっとその場を離れる。一階の売店で、ポカリスエット のペットボトルを買って \170 部屋に戻って日記を書く。あぁ、暗いなあ。 23:50 自室内 日記を書き上げる。本当なら今日は、一日くすぶってなきゃいけない筈だった のだが、それもM氏、B氏両名の助けがあって有意義な一日を過ごせた。 しかも、B氏は明日もお世話になる。本当にこの両名には心から感謝してる。 そしてもちろん、色々と迷惑をかけたNさんや、幸北病院の看護婦さんや先生、 バイク屋の店員さん、保険会社の人々にも感謝している。中にはもちろん仕事 だっていう人もいるけど、それだけでは済まない、誠実さみたいな物を感じる 事ができたのがうれしかった。 バイクの件は確かに残念だが、心機一転、あらしい環境に挑むために新しい バイクを買ったと思う事にする。確かに、エンジンはそろそろオーバーホール の時期だったし、ピストンリングをバラして調整するとなるとまた十数万は かかるんだし。さらば、アネーロ。北の大地で安らかに眠っておくれ。 何より、自分が永遠に眠る事にならなくて本当に良かった。一歩間違っていたら 本当にそうだったんだから………気をつけます。 明日はいよいよ北海道の最終日。ずっと待ってた熊牧場だ! |